ビラーゴ125メンテナンス     >>XV125 Virago TOP
メンテナンスMENU
納車チェック パーツ交換 マフラー交換 軽レストア 全塗装(予定)
●マフラー
 “雨ざらし”だったと思われる状態の車体、雨が当たる右側にあるマフラー、見えるメッキ部も腹の下で見えない鉄エキパイも、かなりのサビが確認できる。メッキ部のサビは落としきれないし、塗装ものらないメッキ部。
 完璧にキレイにするには再メッキだが、そんな予算は無い!純正マフラーの価格を調べてもらうと、フルセットで8万円以上する!というので、とても買えない。
 ノーマルマフラーでいいのだが、この状態ではあまりにヒドい。しかし125用の中古マフラーなど探しても無い! 250用の場合は内径が大きいし、状態の良い中古を探すのも難しい。そうなると“ビラーゴ250用”の社外マフラーを探して、ダメもとで取り付けて使えるかテストしてみるしかない。
 250用だと“抜け”が良すぎて、非力な125ccではトルクダウンの可能性もあるけど、加工・手入れが容易なシンプル構造のドラッグパイプ(直管)を探したら、250用の社外マフラーが安く手に入った。
 2009.6.24



 商品名“XV250ビラーゴ ドラッグタイプマフラー メッキ”

 確かにメッキの様な輝き具合でしたが、しっかりマフラー焼けしているステンレス。
 インナーサイレンサー付で内径41mmほどの細身のドラッグパイプマフラー。



 常に路面に擦ってた?・・・ってくらいマフラー底部は2本共キズだらけです(^^;
 表面もかなり焼けてますが、それ以上に内部に分厚いカーボン(スス)・・・

●インナーサイレンサー
 インナーサイレンサーが外せるタイプだが、そのインナーが抜けない!
 抜いて加工するにも、付着した厚いカーボンのせいか抜けない・・・(涙

 グラスウールも入っているのか?
 カーボン掃除してからじゃないと、
 まったく抜けそうにない。

 何か引っ張る工具も考えないとビクともしない。

 まず、どうやってスス掃除するか?・・・

 ネットで調べると家庭用の配水管掃除に使う「パイピフィニッシュ」で洗浄とあったが、
 スラッシュカットのマフラーを密閉するのも上手くいかないし、
 キャブ内のカーボンなども取る「キャブクリーナー」を使ってみることにした。



 タップリ使うので800円くらいで買える安いクリーナーを使う。
 ムース状のクリーナーをたっぷり注入し、そのまま一日放置した。
 すると次の日、2mm厚ほどのチョコ片のようなカーボンのカケラがボロボロ出てきた!
 さらに水を流し込み、マフラーをジャブジャブ振ってみると、出る出る・・・
 黒く濁った水とカーボンのカスが次々・・・繰り返すこと数回、油分もかなり落ちた。
 ・・・しかし、インナーサイレンサーは固着して抜けない・・・
 チカラいっぱい引き抜くための工具を用意しなければムリのようだ・・・


●インナーサイレンサー抜き
 ペンチなどでは、つかむ箇所が無いので引き出せないインナーサイレンサー。
 何か引っかけて取り出すのに使える工具は無いか?と見回してもあるワケない。
 ホームセンターで鉄棒の先がカギ型のモノは無いか?と探しても、テント用のペグ、
 建築用の鉄筋材料?などは、ちょっと長さが短かくて持ちにくい・・・



 !! 思いついたのは、100均でも売ってる物干し竿などを引っかけるフック。
 先端をカギ型に曲げて、引っ掛けられるように加工。

 インナーサイレンサーの奥まで貫通させ、“サイレンサーの縁”にフックのカギが当たるよに、
 フックを強く引っ張り、振動を与えながら円周を均等にタタキ出す!

 カン!カン!カン!・・・黙々と格闘すること1時間・・・
 おおっ!なんか動いてる!!(涙)これは抜けそうだぁ〜!



 やっと!・・・やっと抜けた〜!!(涙)
 ・・・ただし、2本のうちの1本だけ・・・片方のマフラーはビクともせず orz
 再びキャブクリーナーをツッコミ洗浄。CURE556で潤滑させても抜けない・・・
 とりあえず1本分が抜けた・・・

 グラスウールはしっかり残っていたが、このサイレンサーはウール巻かないタイプのハズ。
 消音したかったのだろうけど、ウールが出口側に詰まりキツくなってたみたいだ。



 もう1本のインナー抜き作業は次の日。ひたすらガツ!ガツ!ガツ!・・・
 数ミリ動くたび潤滑油を差して待ち、1時間ほど引っ張り続ける。
 ・・・動いた!・・・もう少しだ!・・・抜けたぁああ〜・・・(滝涙
 もう左腕がダルダルです。
 コチラはサイレンサーが少々変形してるが、キツくなってたのはウールのせいだった。
 このタイプのサイレンサーには効果のないグラスウール。出てきたのもグダグダ・・・


●キズ消し&磨き
 やっと抜くことができたインナーサイレンサー。場合により再利用するかもしれないので、
 とりあえずカーボン削り落とし、グラインダーで磨く。
 マフラー底面に付いたキズは深く、目立たなくするためにグラインダーで荒削り



 メッキみたいにピカピカ過ぎるマフラーにヤスリがけをする(画像:右下マフラー)
 紙ヤスリ100・120・180番をつかい磨きキズが出るくらい削ります。
 キレイな箇所も、焼けた箇所もガシガシ削っていきます。
 すると、ステンレス流し台の様な鈍い輝きになりました。

 それから金属磨き「ピカール」で全体を磨き、さらにグラインダーを使い、
 バフに「青棒」を塗って輝きを出すとピッカピカ♪



 ステンレスらしい金属的で落ち着いた輝きになりました。底面の深いキズも目立たなくなり、
 インナーサイレンサーは“グラスウール消音タイプ”も買い揃えた。


 2009.7/26 納車、初走行から1週間後・・・
●マフラー交換



 もう少しノーマルで試走しようと思ったが、天気も悪いのでマフラー交換作業を実行。
 後部エキパイがダミーのマフラーという変な構造と、固着などで外れにくいかと思ったが、
 案外あっさり外れたノーマルマフラー。サビなどのダメージは予想より少ないが、
 使うとしても少々手入れに時間がかかりそうだし、早速250用社外マフラーを取り付ける作業。

 エンジン排気部とマフラー取り付け部のバランスを取りつつ、
 取り付けボルトやステーで微妙な調整をして、排気漏れに少々手間取った。

 まずは、直管ストレートのマフラーで始動・・・
 バババッ〜ブヴァゴォ〜ン!!!
 ・・・125ccの大爆音〜!! 残ってたカーボン片がドバッと吹き出す!
 なんじゃこりゃ〜!(松田優作風)・・・ガレージに散らばるカーボン(w
 ものすげ〜生意気な音・・・てか、近所迷惑 orz

 問題は消音です。あまりにも爆音ではツーリングは快適じゃありません。

 買ってきた“グラスウール消音”サイレンサーのみを取り付けてみた。
 バババッヴァオ〜ン!!
 ・・・それでもまだ爆音・・・
 試しに、近所の一角をグルッと走ってみた。
 ガレージ前で見ていたヨメが・・・
 「なまらうるさい」「ずっと聞こえる」(・_・)




 は排気の流れ。

 エンジン→→排気なので、連結すると
 「金属消音のサイレンサー」は逆向きになる。

 てことで、考えていた“ダブルサイレンサー”をやってみることにした。
 中古で買った社外マフラーに入っていた「金属消音のサイレンサー」と
 買った「グラスウール消音のサイレンサー」を、仮テスト後にボルト連結。
 金属サイレンサーは向きが逆になるが問題は無いだろう。6mmボルト貫通も消音に一役?

 ヴァボロロロォ〜ン!・・・まずまずの効果アリか?
 でも、あのビビ〜ンと静かなノーマルに比べたら、まだうるさい。
 でも、アメリカンらしいサウンド。ますます125だか何だか分からなくなった・・・



 フロント側のマフラー固定は、何かに使いかけた?在庫の“エーモンのメッキ金具”
 プレートをハンマーで叩いて、コの字に折り曲げてフレームに固定した。

 “らしく”なった・・・
 Viragoを翻訳してみると「がみがみ女」「口やかましい女」「男のような女」と出る。
 メーカーのネーミングは「じゃじゃ馬」という意味のようだが、
 チビラーゴのノーマルマフラーは回転上がるとビーンビビーンっとカワイイ音で、子馬?
 それが、音・だ・け・は、「じゃじゃ馬」っぽくなった。

 マフラー変えただけで、ぐっとカスタムなビラーゴになった。
 ノーマルマフラーより軽ければ、少しは“軽量化”の効果があるだろうが・・・

 肝心の変化は、市内を試走した限り極端なトルクダウンとかは感じられなかった。
 (125ccの小さなエンジンでは変化に乏しいってことなのか?)
 むしろ吹けが良くなり、少し加速と伸びが良くなった・・・気がする?
 ノーマルでのビビ〜ンという音と車体の“微振動”も消えた・・・気がする?
 ドドドッというグッドバイブレーションに変わった・・・気がする?
 気分も盛り上がる?アメリカンらしい音のおかげで、不快度が減ったかな。

 マフラーだけ変えても、限界は80km/h。それ以上回すのはエンジンの寿命が縮まる。
 快適なサウンド、スピードは40〜60km/h・・・とタンデムではノーマルとほぼ変わらない

 ノーマルマフラーは一応磨いてレストアして、また使うことがある時まで大事にキープだ。
 2009.7/26


TOP
納車チェック パーツ交換 マフラー交換 軽レストア 全塗装(予定)

 Powerd by Chivirago

 Copyright © GARAGE S All Rights Reserved.


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送