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●シフトノブ交換
特別仕様車として“革巻きハンドル”が装備されたのはいいが、シフトノブはノーマルのウレタン？ラバー製。形状はガマンできても、ベトつく感じの手触りが良くない。今までのクルマのようにシフトノブを変えようと思っても、かなり強固な接着剤なのかビクともせず全然回らないのだ。 参考になる事例を調べるのに助かっている「みんカラ」など見ても、同じようにシフトノブが回らず苦労しているオーナーが多い。あっさり外せたという事例もあったが、我が家のジムニーのシフトノブはドライヤーで温めても、工具を使っても何をしても回らずで、シフトノブを傷つけずに外す方法は無いものか・・・もうすぐ納車1年を目前に作業開始。 
工具を使えばシフトノブにキズが付く。外側はカバーのような構造のようで、仕事昼休みに下側からカバーを脱がせるようにグリグリ回しながら引っ張ってみたらラバー部が脱げて、本体の“芯”がツルリンッ♪と出てきた。 本体のプラスチックなら少々キズが付いてもいいだろうと、自宅に帰ってからプライヤーなど工具でグリグリ回してみたが、ビクともせず、しまいにはシャフトごと回る始末・・・ このままムリしてもシャフトを痛めたり、最悪はシフトレバー固定のボルトでも折るのではないかと、車内での作業に見切りをつけて、シフトレバーを取り外してみることにした。 両サイド2カ所、4本のネジを外してセンターカバーを外して、ミッションからシフトレバーを外します。 
シフトブーツ＆ゴムカバーだけで3層構造・・・ レバーは2重構造になっているようで、プライヤーでシフトノブを回した時に、上側の太いシャフトだけ回ったのだ。 プレートを外す前の画像ではゴムに覆われて見えないが、赤→の部分にシフトレバーをミッションに固定するボルトが入っていて、4カ所のボルトを外せばゴムカバーもプレートと一緒に外れて、シフトレバーの固定部分が見えてくる。 グリスでギトギトなシフトレバー外しに夢中で、撮影忘れたので簡単なイラスト解説で・・・ 
プレートを外した状態。こんな感じでした・・・の図
前後2カ所のボルトを外すと、カップ形状の固定部がフリーになり、シフトレバーごとミッションから抜くことができる。 もし、チカラワザで回してシャフト下側まで回ってたら、固定用のピンボルトが折れる可能性もあったかもしれない。 レバー付け根の固定部にはミゾがあり、前後ボルトとミゾを合わせるように固定されていて、固定部のカップ内側にはバネが入っているので、戻すときは押し込むように押さえて、固定ボルトを締める構造です。 
まったく回る気配ナシ・・・
シフトノブがピッチリとレバーのシャフトに固着しているし、残るはシフトノブを壊すか、さらにチカラワザで外すか・・・ 上手く切って分解できないか？ そこで思いついたのが・・・ 
シフトノブ本体の“タケ割り”作戦 切開手術に使うのは、 プラモデル制作になどに使うリューターの丸型ヤスリ 切り込みを入れてくと、熱で溶けながら切れてゆく 下のネジ部ギリギリまで切り込みを入れて、 切れ目にマイナスドライバーを打ち込み、タテ割り・・・ スキ間を広げ、シフトノブの接着をはく離した。 
そんなに接着剤が付いてるようにも見えないが・・・ やっとスッキリ！ これでシフトブーツも外せる 
シフトノブの上側を割っただけで、 完全に分離することなく、 切開手術成功・・・ 切り口をキレイに整え、 カバーを元に戻せば、 使える状態になりそうです 
パジェロやカプチーノなど、昔はシフトノブなんて当たり前に外れて交換できるものだったのに、自分好みにイジれない最近のクルマはシフトノブひとつにもネタに出来るほど苦労するとは・・・ 取り付けた革製シフトノブは、JEEPのAT車じゃ使えないからと20年以上前に友人から譲り受けたモノ・・・ ハンドルがナルディウッドのパジェロには合わないし、カプチーノには小さく丸い＜RAZO＞製がしっくり合っていたので、長い間使わないまま持っていた＜MOMO＞製。やっと使える時がきた。 これで革巻きハンドルとの組み合わせもバッチリ。シャフトが短いカプチーノでは大きすぎる気がしたがジムニーなら丁度良い。使い心地も見た目もジャストフィットで良くなっただけに、シフトブーツも変えたくなってきた・・・ 
ノーマルのシフトノブも、カバーを戻せば切れ目も見えることなく、少々ネジがユルいけど元通りに使えます。 他にもパジェロのミッションとトランスファー用に使っていたシフトノブを持っているが、ウッド製だとジムニーの革巻きハンドル、黒い内装にはちょっと似合わない。＜RAZO＞の丸いシフトノブは、汗でベトつく夏に使えそうだが、ジムニーの長いシャフトには少々アンバランスな大きさ。 シフトパターンは＜RAZO＞用のシールが余っていたので、センターカバーに貼った。 パジェロでは気にしなかったのに、ゴムゴムしたシフトカバーブーツが気になる。シフトノブが良くなった分、カバーブーツは自作してみよう。ついでにサイドブレーキのグリップやカバーも、皮か合皮でDIYしてみる予定。 欲を言えば、エアバック付でモッタリしたハンドルも、気分次第でウッドや革巻きに自由に変えたいもの。エアバックキャンセル付きのボスはやたら高価なので、抵抗パーツを自作でもすればいいが、保険契約がな・・・ ＜2012.5＞ |
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