ジムニーDIYコンプリート オールラウンダー仕様書  ●画像クリックで拡大表示。
 <<MODIFY TOP JIMNY TOP >> 
●フロントスピーカー交換  ●自作インナーバッフル?  ●デッドニング?

●オーディオ&コンポ <フロントスピーカー交換編>
◎フロントスピーカー (サイズ/W94×D42mm)
 <BOSCHMANN>3ウェイコアキシャルスピーカー B-1003JX
 (100mmカーボンファイバーPPコーン、瞬間最大入力/120W、定格入力/30W)
◎ツィーター *クロスオーバー(サイズ/W48×D32mm)
 <BOSCHMANN>ツィーター MM-2 TITANIUM ※パジェロ使用の在庫品
 (25mmチタニウムハードドーム型、瞬間最大入力/100W、定格入力/40W)

 標準装備のフロントスピーカーではボリュームを上げると音が割れるし、純正スピーカーの音でも薄い鉄板1枚だから、外からでも音が良く聞こえるジムニー・・・“聞こえればいいレベル”でも音質は良くない。
 CDユニットと同じアルパイン製や大手カーオーディオメーカーのスピーカーを、ジムニーに組み込むには高価すぎる。高価なスピーカーを組み込むには、クルマのボディもそれなりに防音や音質向上の施工しないと、スピーカーの性能も持て余してしまうだろう。スピーカーも劣化する消耗品、安くても満足できる音が出ればいい。

 もうクルマをリスニングルームするようなカーオーディオにコダワリは無いし、爆音で音楽を鳴らすことも無い。あくまでBGMとしてクリアに聞こえればいいのである。ならば、大手メーカーの半額以下で買える製品でジムニーに装着できればいいかなと、納車前から買っていたフロントスピーカー。安いとはいえ国内のオーディオ専業メーカー<BOSCHMANN>、大手メーカーに負けず劣らず満足できるレベルのはずです。

 ・・・それでも納車から2ヶ月間“聞こえればいいレベル”でノーマルスピーカーのまま過ごしていたら、馴れてしまって取り付けもしてなかった・・・不安定な空模様で半端になった休日、ようやく思い出したようにフロントスピーカーの交換作業をすることにした。
●フロントスピーカー交換 2011.8/20
 内装の取り外し
 サイドシルのカバー部はクリップ3カ所と両側のツメで止めてある。
 まずカバーのクリップを“内装はがし”を使って抜き、前側のツメを外せば後側のツメは前方に抜けて、前後カバーとの連結が外れる。


 ▲左:後ろ側のツメ連結部  右:前側のツメ連結部&カバーの断面図 (矢印はクルマの方向)

 前と後ろの内装カバーと連結されたサイドカバーのツメ(右画像の図にある“返し”があるツメ)を外すには、先に前側カバーを下方に押し広げながらツメを外すと、後側はコの字なので前にスライドするだけで外れる。
 取り付ける時は、逆に後ろ側からスライドしてハメ込み、前側を押し込む。


 ▲前側カバーを止めるプッシュピン

 左側には「発煙筒」があるので先に外す。
 このプッシュピンは+ドライバーで回すと簡単に外れるが、黄色の部分だけ回さないとピンが浮いてこない
 ピン全体がクルクル回ってプッシュピンが上がらないので、ードライバーで外側を押さえながら回す。
 軽量化?になるのか分からないが、普通にタッピングネジの方が外すのはラクである・・・


 外したスピーカー・・・今は紙では無いのか?コーンがピカピカで、それなりに見栄えはいいが、外して裏返すと磁石も小さくて軽いし、やっぱり安っぽい。
 出力15Wフルレンジスピーカーでは、CDユニットの出力に負けて音がビビのは当たり前だはな・・・取り替えるスピーカーは30Wで最大120W、高価なスピーカーじゃないけど、いかにも良い音が出そうな3ウェイ構造が期待させてくれるw



 重りを貼る「デッドニング」に使えそうなモノが無い。代わりに何かすることないかと在庫を漁ると、分厚いスポンジ(確か昔使った防音用?)があった。コレをボディ側にでも詰めて・・・(あまり効き目があるように思えないが)・・・鉄板のビビリ音解消や、少しは防音に役立つか? 「デッドニング」が出来ない気休めw

 分厚いスポンジなので、そのまま詰めるとスピーカーの収まりがキツイ。そこでスピーカーの磁石部に合わせてカッターで丸く切り込みを入れ、次に十字に切り込んでヨコからスライスしてスポンジをくり抜いた。
 あとはボディ側のスピーカー穴に、テープ止めもせずにギュギュッと詰め込むだけです。

 仮配線で取り替えたスピーカーを足下に置いて鳴らしてみた・・・10cmと小さいけど、さすが3ウェイ!高音から低音までミニコンポのように音質も良くてイイ音が出る。迫力がぜんぜん違う!・・・しかし足下からなので、音の広がりが弱い感じがして、やっぱり上の空間に音を広げたくなった。
 以前パジェロの右ツィーターが壊れ、交換代用に使っていた同メーカーの旧型ツィーター(980円)が余っていたので、急きょ取り付けることにした。

 ボディ側にある純正コネクターに入るのは「平型端子」。スピーカー側の端子は少し違う形状だし、ツィーターも取り付けるので、配線を作ります。

 フロントスピーカー配線とクロスオーバーさせるツィーター配線を必要な長さに短くカットし、2本を合わせて「平型端子」に結線する。


 配線とクロスオーバー部は、スピーカー脇のケーブルと共に中へ押し込んで、スポンジを詰め込んだ。
収まりの関係で、スピーカーの向きは逆さになったが出る音は変わらない。内装カバーを取り付けたら、このスピーカーの姿も見えなくなるしね・・・

 ツィーターの配線は、画像にあるネジを外し、カバーを浮かせて配線ケーブルを内側に入れてゆき、ダッシュボード上に通せば、インパネ裏に潜らなくても配線は通った。


 下から通した配線が、いちばん目に入らないところにツィーターを置くことにした。
 ずいぶん上向きな感じだが、車内への高音の広がりは良くなった。良すぎて高音が少々キンキンになった。このCDユニット本体ではスピーカーの音バランスを個別に変えられないので、高音の調整を少しマイナスにセットして抑え気味に、低音は+ーゼロ、LOUDはオン・・・ツィーターの追加で格段に音が良くなりました。
 ウーハーなど積まなくても、小さな車内では十分に重低音が効いて、外への音漏れもさらに迫力?w
 ツィーターを取り付けると音量が小さくても、よりクリアに聞こえるようになった。

▲TOP

●自作インナーバッフル? 2011.8/30
 適当にスポンジを詰めただけでは、やっぱり外への音漏れが大きいし、もう少し音質も改善できないだろうかと、“ソレっぽい”DIYをしてみることにした・・・インナーバッフルなんて付けたことは無いが、買うと高い製品。材質も色々のようだけど、木製だったりするので、作れそう?そしてデッドニングも製品は高くて買えないがホムセン(ホーマック)で使えそうなモノを見つけ、フロントスピーカーの再取り付けになった。

 木材ではMDF材(木材チップを成型した板材)を使っていたりするので、使えそうな在庫を探し、収納BOXの背面板だった合板材と100均コルクシートを使って作ってみることにした。 
 まず外した標準スピーカーからサイズを計り、板材にチャッチャとアバウトにコンパスで作図。


 糸ノコ盤は持ってないし、カッターで加工します。薄い合板くらいなら、何度も切り込み入れればカッターでカットできます。円カッターで切れ目が入った後は、普通のカッターで何度か分けて深く切り込んでカット。
 合板のカットに合わせて、厚めのコルクシートもカッターでカットします。


 合板とコルクシートを、木工用ボンドで貼り合わせ、
 接着・乾燥を待つのみ。

 少々ガタガタですが、乾燥後にカタチを整えます。
 これで1日目の作業終了。


 電動ドリルのサンドペーパーを使って、カタチをキレイに整えていきます。
 右画像のヤスリは円の内側を整えるのに有効。


 面とエッジをペーパーがけすれば、ずいぶん見栄え良くキレイになりました。

 コルクに電動ドリルで穴を開けると、どうしてもコルクがポロポロ崩れてしまうので、ゆっくり回転で穴開けした。
 ネジ穴の位置がズレたら取り付けられないので、少し大きめの穴を開けた。


 見える場所に設置するワケでもないのに・・・

 バンパー他を塗装作業中だったので、同じツヤ消し黒スプレー缶で塗装。

 約9mm厚のインナーバッフルになりました。

▲TOP

●デッドニング? 2011.8/30
 ケーブル束も穴を通るフロントスピーカー穴は、さらに奥にも穴があるし、ドアスピーカーに有効なデッドニングとは違い、穴を全部ふさぐことはできない。製品を買って施工しても大きな効果があるとは思えないジムニーのフロントスピーカー構造。ならば防振効果だけでも期待して、ケチケチDIYで施工してみた。

 ホムセン(ホーマック)でイイもの見つけました。
 オーディオ機器に使う防音・防振の鉛テープです。
 (幅5cm×長さ1m、厚さ1mm)

 粘着テープ付なので、貼るだけ・・・約800円

 これで薄い鉄板ボディの防振が強化されるか?は分かりませんが、お手軽価格で気休めくらいにはなるかなと、少し手を加えてスピーカー裏側の穴の中だけに施工します。


 分割で貼ってゆくので切り分けた鉛シート。
 その粘着面にゴムシート2mm厚を貼り、
 ゴムシートには両面テープを貼る。

 ゴムシートと組み合わせた鉛シートを、スピーカー穴の内側に貼ってゆくのに、片側に3枚使う。


 スポンジは廃止し、スピーカー穴の内側に、作った鉛ゴムシートをスキ間が出ないよう、端を少し重ねて貼り付けてゆきます。

 キッチリ貼り付けるのに、先端の丸い工具の尻など使ってグリグリ押しつけて、鉛シートを曲面に馴染ませた。

 奥の穴とケーブル束はどうにもなりません・・・

 スピーカー穴の周囲にも鉛シートを貼りまくれば効果が上がるのかもしれませんが、ケチって穴の中だけです。


 インナーバッフルを取り付けて完成。インナーバッフルが厚いので、ボルト穴の位置を合わせるのに少々手間取ったが、穴開け位置が合ってたおかげで、やり直しせずに付いた。

 ・・・で、廃材利用のようなインナーバッフル&防振シートの効果はというと?
 少々低音が良くなったように聞こえる?
 聞こえる音が、かなり落ち着いた気がする?
 外への音漏れは、少しだけ抑えられた思う。
 ・・・なので、これでフロントスピーカーの作業は終了。

 映画やプロモなどDVD映像をモニターに映し、クルマをシアタールームにでもしたいなら別だが、ドライブのBGMとして音楽を聴くのなら、リアにサテライトスピーカーなど取り付けなくても十分かもしれない・・・
 付けない方がリアの室内空間が有効に使えそうだし、これでカーオーディオDIYは完結かも?

<2011.8>
▲TOP
 <<MODIFY TOP JIMNY TOP >> 
 Powerd by Susie
 Copyright © GARAGE S All Rights Reserved.

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送