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1992 SUZUKI Cappuccino E-EA11R

●Cappuccino SPEC
■寸法・重量
全長:3295mm
全幅:1395mm
全高:1185mm
ホイールベース:2060mm
トレッド:前・後1210mm
最低地上高:135mm
車両重量:700kg

■室内寸法
長さ:835mm
幅:1180mm
高さ:1005mm
乗車定員:2名

■性能
10モード燃費:18.0km/l
60km/h時定地走行燃費:30.5km/l
最小回転半径:4.4m

■エンジン
エンジン形式:F6A型
       水冷直列3気筒縦置
エンジン種類:
 ツインカム12バルブ・インタークーラーターボ
弁機構:DOHCベルト駆動
ボア×ストローク:65.0×66.0mm
総排気量:657cc
圧縮比:8.3
燃料供給装置:EPI(電子制御燃料噴射)
点火装置:フルトランジスター式
最高出力:64ps/6500rpm
最大トルク:8.7kg-m/4000prm
燃料タンク容量:30リットル(無鉛ガソリン)
■動力伝達装置
トランスミッション:
 前進5段フルシンクロ後退1段
クラッチ:乾式単板ダイヤフラム
変速比
 1速:3478
 2速:2021
 3速:1352
 4速:1000
 5速:0790
 後退:3260
ファイナルギア比:5,125
ステアリング歯車方式:ラック&ピニオン

■ブレーキ
主ブレーキ
 前:ベンチレーテッドディスク
 後:ディスク
制動倍力装置:真空倍力式
制動力制御装置:プロポーショニング装置
駐車ブレーキ形式:機械式後2輪制御

■サスペンション形式
 前後:ダブルウィッシュボーン
 スタビライザー形式(前後):
  トーション・バー式

■タイヤ&ホイール
 165/65R14 78H ポテンザRE96
 14×5J オフセット45mm





 1991年 10月デビュー、11月発売。形式EA11R。
      F6A型3気筒DOHCターボエンジン搭載  <5586台>
 1992年 <9379台>
 1993年 6月、限定200台のリミテッド(紺)発売。  <4212台>
 1994年 3月、限定1000台リミテッド第2弾(紺)発売。
      黒のリミテッドが限定1500台にて販売。 <2568台>
 1995年 5月、マイナーチェンジ実施。形式EA21R。
      エンジンをK6A型に変更。AT仕様を追加。  <1944台>
 1996年 <1342台>
 1997年 <1347台>
 1998年 8月、生産終了 <96台>
      累計販売台数 <26474台>

●Cappuccino STORY
 1991年10月7日にデビュー。第29回モーターショー期間中の11月に販売。
ボディ強度や耐久性・安全性を考えてスチール部品も使われたが、アルミ製ボンネットをはじめアルミパーツを多用し700kg のウェイトは当時の軽スポーツカーの中で最軽量。
ミッドシップのビートは760kg、同じくミッドシップエンジンでガルウィングが特徴のAZ-1は樹脂製ボディパネルを使いながらもガルウィング機構のためか720kg。
 エンジンはアルトワークスから移植された660ccDOHCターボ。
全長は規格限界の3295mm。回頭性を確保するためホイールベースは2060mmと、ビートの2280mm、AZ-1の2235mmから比べると短い。
 カプチーノは実用車と違い自由な設計が許され、究極のスポーツカーとしてミッドシップやRRも検討されたが『ドライバーが主役になれるクルマ』であるFRが一番という結論に基づき、保守的ではあるようだが、人間よりメカが勝ってしまうよりも、ナチュラルにライトウェイトスポーツ感覚で走る楽しさを味わえる、FRとなったようだ。

 FRにすることで、魅力的なロングノーズ・スタイルを実現。トランクスペースも確保し、外したルーフ一式を収納。
1泊程度の旅行なら荷物も積めるのは、ビートやAZ-1には無い魅力。
 ルーフは分割式で、クローズド、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンの4WAYオープントップが楽しめる。
発売時の価格は145万8000円。ビートより7万円高、AZ-1より4万円安。
エアバッグ、ABS、LSD装着車は受注生産で価格も169万8000円で24万円も高い。

 1991年のデビューから5ヶ月で5586台を売り、月販目標の月1000台をクリアし快調な出だし。
翌1992年はややペースダウンで年間9379台、1993年は年間4212台とダウン。
1991年から都市部で軽自動車でも「車庫証明」が必要になったことや、2シーター(2名乗車)などの影響も受けた。
 1993年には、ボディカラーにブリティッシュグリーンを思わせる濃グリーンを追加、限定車の販売開始で限定色ディープブルーを追加したり、オプションパーツの他にもルーフとピラーの同色塗装やバックスキン調の撥水ファブリック・シート、木目調インパネ、トランクキャリアなどを装備し、149万8000円で販売。リミテッド車が人気となった。
 そして1994年3月にリミテッド第2弾ではパワステ装備の限定車1000台の発売。その後もパワステが標準となっていき、1994年10月の1500限定ブラック・カプチーノではカーボン調インパネとシートはレザー&ファブリックのコンビ仕上げ。
 1994年の販売台数2568台のうち1500台が限定車。

 1995年5月に最初で最後のマイナーチェンジ。エンジンを10kg軽量化(MT車)と、燃費の向上のためにオールアルミ製のK6Aに変更。最高出力は規制内の64psだが最大トルクを+1.8kg-mの10.5kg-mにアップし同時にAT車も登場。
 AT車にはパワステだが、MT車は限定車のみパワステが設定される。シートは撥水ファブリック、トランクオープナーとPWロック機構が新設され、ステアリングとアルミホイールのデザインの変更となる。AT車は12.8万円高。
 ボディカラーはシルバー、レッド、グリーンの3色は変更ないが、シルバーはより銀メタに、レッドは深みある赤に、グリーンはブルー系のグリーンに変更される。1997年にはレッドが朱色に近い赤にグリーンはより緑色にと変化する。
 1995年以降、販売台数も2000台を切り、後期型の販売は前期型よりもかなり少ない。
 1996年に軽自動車の新規格化が決まったが、カプチーノの移行は無く、1998年に生産終了。
国内総販売台数2万6474台、前期型EA11Rのみイギリスに1182台輸出されている。
 1998年8月、7台の新規登録で約7年の歴史に幕を閉じる。
 今現在も、軽スポーツカーとして人気は高い。

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